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2019年01月31日

突撃!訪問インタビュー_田里院長(2ページ目)

本当に患者さんを健康にしたいなら「他人行儀」ではいけない
インタビュアー:手書きの掲示物、大きな掲示物が印象的ですよね。きっと患者さんも注目されていると思いますが、こんなにたくさんの掲示物を作るのは大変ではありませんか。
 

田里院長:掲示物は患者さんがお帰りになった後や朝早くにスタッフで作ることが多いです。手書きのものは、描くのが得意なスタッフが作ったものを院のサイトにあげて、グループ院のみんなで共有できるようにしています。
 
大きな掲示物に関しては、以前は各院で作っていましたが結構大変な作業なので、綺麗な状態であれば近くの院で交換しあって患者さんを飽きさせないような雰囲気づくりをしています。掲示物が変われば患者さんとの会話に一つになったり、コミュニケーションのツールにもなるので目に見るものは変化を出させているんです。
インタビュアー: こちらの院のスローガンは「アットホームな笑顔溢れる院」でしたね。アットホームという言葉はよく聞くのですが、院長が考える「アットホームな院」の定義とは何でしょうか。
 

田里院長:どんな患者さんが来ても家族のように受け入れられる温かい空間にするだけではなく、患者さんの人生を考えて施術もできる院だと思っています。
 

インタビュアー:人生を考えて施術をする、というのは具体的にどういうことでしょう。
 

田里院長:今までの接骨院は、症状を緩和するだけで根本的な原因まで探ってはいなかったと思います。なので、「○○さんは、この痛みが取れたら何がしたいんですか」とゴールを共有して「じゃあこういうことをしたらダメです」「こういうトレーニングが必要なんですよ」と、ゴールに向けて患者さんに施術を行い、必要であれば生活指導、トレーニングといったさまざまな視点から、他人行儀にならずにしっかり提案していける院です。
インタビュアー:なるほど。では、その院長のお考え・院のビジョンを新人に教育していくとき、どういうふうに伝えられますか。
 

田里院長:新人育成をどうやって行くかは私の中で課題に感じていて、どういう言い方が伝わりやすいだろうと考えながらやっている最中です。今は、施術録にアドバイスを書いたり、「この患者さんのここを重点的に施術しているのは、こういう状態だからなんだよ」とアプローチ理由を共有しています。
 
新入社員はまだ施術者目線で患者さんを見ていることがあるので、患者さんが自分の家族ならどの様に対応するかを考えられて、患者さんにも安心して施術を受けていただける施術者になってほしいと思います。
インタビュアー:では最後に、沖縄を出て大阪で院長をしている今だからこそ、学生や他の施術者に伝えたいことはありますか。
 

田里院長:多くの技術・情報がある中で、必要なものや最適なものを選ぶのはとても大変です。さまざまなことに興味を持つ反面、これでやっていけるのかと不安もあるはずです。
 
しかし、今だからこそできること、やってみないと分からないことがたくさんあります。私自身、最新の情報・技術がある地域で学びたい、今行かないと今後行けるか分からない、と思い沖縄から大阪へ出てきて、今頑張っている最中です。
 
「自分はここまでやるんだ」という気持ちを持っていれば、辛いことがあっても楽しく働けるようになると思うので、その気持ちは大事にしてください。
 

インタビュアー:田里院長、ありがとうございました。
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