お知らせ

2020年07月15日

<新しい生活様式での>熱中症について学ぼう

熱中症について学ぼう
梅雨が明けると、本格的な夏がやってきます。今年も例年並みの暑さが予想されており、これからお盆明けにかけて、熱中症関連のニュースを耳にすることが増えそうです。
また、今年は新型コロナ感染症防止のため、外出時はマスクの着用が欠かせませんが、暑い中でのマスクの着用は、熱中症リスクを高めることも懸念されています。

本格的な夏を迎える前の今のうちに、熱中症を十分に理解して、患者さまへ熱中症予防を促しましょう。
 

熱中症とは?
熱中症とは体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることで引き起る、めまい、けいれん、頭痛、意識障害などの症状の総称。
 
熱中症は重症度によって、次の段階に分けられます

  • Ⅰ度 現場での応急処置で対応できる軽症:立ちくらみ。大量の発汗、筋肉痛
  • Ⅱ度 病院への搬送を必要とする中等症:頭痛、吐き気、身体に力が入らない
  • Ⅲ度 入院して集中治療の必要性のある重症:意識障害、けいれん、運動障害、高体温
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    >>>熱中症が起こるメカニズムはこちらをチェック<大塚製薬>
    新しい生活様式での鍼灸院・接骨院の熱中症防止対策
    ①水分と塩分を補給する
    ヒトは130㏄程度の水分を身体に浸透するまでに30分ほど時間がかかるといわれています。つまり、水分は一度にたくさん摂るのではなく、こまめに少しづつ摂取することが大切です。また、汗をかくと塩分(ナトリウム)も失われるため、塩分も忘れずに摂取しましょう。ただし、減塩をする必要がある高血圧の患者さまへのご案内には、注意が必要です。

     
    ➁暑い日、時間帯は無理をしない
    環境省の熱中症予防サイトで、 「暑さ指数(WBGT)の実況と予測」が公開されています。事前に「暑さ指数」を参考にして、危険度が高い時は外出を控えることを心掛けましょう。

     

    >>「暑さ指数(WBGT)の実況と予測」はこちら<環境省>

     

    ③部屋の気温と湿度を定期的に確認する
    室内でも高温多湿の空間では、熱中症にかかるリスクが高くなります。室温28度以下、湿度70%以下を保ちましょう。室温はエアコンや扇風機を使って、部屋を涼しくすることが有効です。
     

    ④衣服を工夫したり、冷感グッズを活用する
    外出時はなるべく涼しい服装にし、日傘や帽子などの日よけアイテム、携帯扇風機や冷感タオルなどの冷感グッズも活用しましょう。
     

    ➄状況に応じてマスクを外す
    飛沫感染に有効なマスクですが、心拍数、呼吸数、二酸化炭素が増加するなどの身体に負担がかかることがあります。(※) 炎天下や多湿空間では、状況に応じて、マスクを外しましょう。
     

    >>>令和2年度の熱中症予防行動(リーフレット)ダウンロードはこちら<厚生労働省>

     
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  • (※) 出典:厚生労働省 「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント