お知らせ

2023年01月13日

Petitコラム.006「骨盤を立てるとバランスが整う」/ "totorie" Preacher Club

"totorie" Preacher Club(TPC)では、あしたの私をつくるケアカタログ「トトリエ」に掲載している情報を 掘り下げて発信しています。普段の生活でも役立つアカデミックな情報を院内でもお役立てください。


今月のテーマは“骨盤を立てるとバランスが整う”です。
骨格や姿勢について学ばれている皆様は、骨盤が姿勢にとってとても重要な部位の一つだという事を良くご存じだと思います。
今回ご紹介する「骨盤ベルトPelvis」は、巻いて背骨や骨盤を固定するベルトではありません。
骨盤をニュートラルポジションに導き、骨格の歪みによるカラダの不調を整えることを目的としたベルトです。
骨盤がニュートラルポジションで安定すると、筋肉の過緊張や骨格の歪みが起こりにくくなり本来の健康な状態となります。


骨盤をニュートラルポジションに導くと、筋肉の緊張が解放される

骨盤を立たせ姿勢を良くすると、様々なカラダの不調は解消する方向へ向かいます。
しかしながら、現代人は仙骨や尾骨が構造上備わっているにも関わらず、長時間椅子に座り、カラダに不協和を起こしています。 今の生活様式では、骨盤が安定せず姿勢が崩れ、腰に違和感が出るのは当然の結果と言えます。

骨盤ベルトpelvis

そこで、骨盤を安定した位置(ニュートラルポジション)へ戻す必要が生まれます。
もちろん、自分でしっかり安定した位置をとれる方はベルトの必要はありません。
しかし、鍼灸接骨院へ来院される不調を持たれた方は、骨盤をニュートラルポジションに保持できていない方がほとんどだと思います。
「骨盤ベルトPelvis」は巻くだけで、骨盤をニュートラルポジションに保持できる商品なので、1日数時間でも着用することで、ポジションを安定させ、骨盤に連動する筋肉や血管などをリラックスさせることができます。

逆に、骨盤のニュートラルポジションが不調の要因に影響しているか見極めることも可能です。
骨盤ベルトPelvisを巻いた状態と巻いていない状態で比較した際、巻いた状態で不調箇所が良い変化をする場合は、骨盤のポジションが悪いことが不調の要因である可能性が高くなります。


骨盤ベルトPelvisを使った検査

骨盤ベルトpelvis

骨盤ベルトPelvisは巻くだけで骨盤をニュートラルポジションへ戻すことができるので、不調と骨盤の関係を検査するツールとして使用できます。
ベルトを巻いて不調箇所が良い変化をする場合、骨盤のポジションが要因となって不調が起こっていると考えられます。
冬場に多く発生する「ぎっくり腰」なども、筋肉の過緊張に冬の寒さが加わって筋肉の柔軟性を超えることで発症しますが、 骨盤ベルトPelvisで過緊張が起こりにくい状態を保つことで予防効果を発揮できるでしょう。

このように、検査に使用することで骨盤ベルトPelvisに関心をもち、良い印象を与えられることは院にとっても大きなメリットになります。

<検査の手順>
① 患者さまの今の状態を確認する
腕の上がり方、肩の筋肉の緊張、太もも・ふくらはぎの筋肉の緊張を重点的にチェックしましょう!

② 骨盤ベルトを正しく巻く
ベルトの機能を説明しながら、骨盤のニュートラルポジションについてもしっかりと説明しましょう。

③ 巻いた状態で、再び①の確認を行い、変化を確認する
腕が上がりやすくなったり、筋肉の緊張がほぐれていたりしませんか?患者さまとお話しながら1つ1つ確認してみましょう。

④ 良い変化があると骨盤のポジションが要因として考えられるので、その方針で施術する
骨盤状態の検査とともに、骨盤ベルトPelvisの効果も実感していただけます。


「骨盤を立たせることでバランスが整う」ことを理解していただく

検査を通して骨盤のニュートラルポジションの重要性を理解していただくと、患者さま自身が普段の生活の中で意識的に行動するようになります。 日常的に意識することで、「腰に少し違和感があるな」とか「姿勢が崩れてカラダがしんどいな」などが感覚的にわかるようになります。
来院のタイミングで、そういったお話をされた方には、ぜひ骨盤ベルトPelvisを巻いてあげてください。楽になることが体感できれば、自宅に一つ購入するきっかけを作ることができますよ。

機能的な側面をしっかり理解して、院の来院フローに検査として組み込み、体験してもらうことで、ベルトを体感してもらう機会を作っていきましょう。
また、腰に違和感がある方には、来院時に着けていただくだけでも効果がわかってもらえると思います。